第101回看護国試

【2022年最新版】第101回看護師国家試験午前③

H24.2.19(日)に実施された第101回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第95回助産師国家試験、第98回保健師国家試験、第101回看護師国家試験の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第101回の午前100~108

看護師国家試験 第101回午前

100)次の文を読み100〜102の問いに答えよ。Aさん(55歳、男性)、会社員野球が趣味で、野球チームに所属し毎週日曜日に試合や練習を行っている。7月のある日曜日、気温32℃、湿度86%Aさんは野球の試合で守備についていたとき、急激な下肢の痛みが出現し倒れこんだ。その試合を偶然観戦していた看護師がAさんの状態を観察した。ジャパン・コーマ・スケール(JCS)Ⅰ-1。呼吸数30/分、脈拍120/分、整。身体は熱く、多量の発汗がみられた。この看護師の対応で優先順位が高いのはどれか

①Aさんに既往歴を尋ねる

②Aさんの下肢のマッサージを行う

③Aさんにスポーツドリンクを飲ませる

④Aさんと同様の症状がある他の選手を把握する

看護師国家試験 第101回午前

101)Aさんは野球チームの監督の車で病院に搬送され、熱中症と診断された。Aさんの状態は、JCSⅡ-10。体温38.2℃、呼吸数28/分。脈拍98/分、整。血圧112/62mmHg。SpO298%。嘔気・嘔吐を認める。救急外来の看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか

①下肢を挙上させる

②ばち状指の有無を確認する

③静脈路の確保の準備をする

④頸部の両側を氷嚢で冷やす

⑤回復傾向にあることをAさんに伝える

③④

看護師国家試験 第101回午前

102)入院後2日、Aさんは回復し退院することになった。Aさんは「暑かったから、試合中は水分を摂(と)るようにしていたのに、なぜ熱中症になったのだろう」と病棟看護師に尋ねた。病棟看護師のAさんへの説明で適切なのはどれか

①「下肢の痛みが原因です」

②「湿度の高さも関係します」

③「糖分の不足も関係します」

④「野球はやめた方が良いです」

看護師国家試験 第101回午前

103)次の文を読み103〜105の問いに答えよ。Aさん(56歳、男性)は、若いころテニスの選手で、現在も趣味でテニスを続けている。膀胱癌と診断され、膀胱全摘除術・回腸導管造設術の手術目的で入院した。Aさんは「外来で病名を聞いたときは動揺しましたが、家族と話し合い、今は心の準備ができています」と看護師に話した。手術までの観察項目で緊急の処置を必要とする可能性があるのはどれか

①尿閉

②頻尿

③潜血尿

④排尿時痛

看護師国家試験 第101回午前

104)術後5日、順調に回復している。Aさんのストーマの色はどれか

①白色〜淡黄色

②黄土色〜茶色

③桃色〜鮮紅色

④灰色〜黒色

看護師国家試験 第101回午前

105)看護師は、Aさんから「退院後はどのように生活が変わりますか」と質問された。看護師の説明で適切なのはどれか

①「入浴の際、浴槽の湯に入ることはできません」

②「食事の内容を変える必要はありません」

③「排尿のときは導尿が必要です」

④「テニスはできなくなります」

看護師国家試験 第101回午前

106)次の文を読み106〜108の問いに答えよ。Aさん(76歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。これまで健康に生活しており、登山会への参加を趣味にしていた。3週前に、散歩中に転び、殿部から腰背部にかけての痛みがあったが様子をみていた。Aさんは痛みのため臥床して過ごすことが多くなり、次第に足に力が入らず立ちあがりも困難になった。食事は夫が購入した弁当を残さず食べていた。2日前から1日中臥床するようになったため、夫の介助で受診し、腰椎圧迫骨折と診断され入院した。入院時のアセスメントで最も適切なのはどれか

①嚥下困難がある

②筋力の低下がある

③関節の強直がある

④痛みは我慢できる程度である

看護師国家試験 第101回午前

107)入院後5日が経過し、Aさんは病室内を歩くようになったが、腰痛を訴えている。看護師が検討すべき事項として適切なのはどれか

①鎮痛薬の内服

②T字杖の使用

③痛みのある間の臥床保持

④就寝中のコルセット装着

看護師国家試験 第101回午前

108)Aさんの経過は順調で歩行機能も回復したため、退院することになった。退院直後の生活指導として適切なのはどれか

①登山への参加

②散歩の再開と継続

③居室内リフトの設置

④体幹の回旋運動の実施

看護師国家試験 第101回の午前109~120

看護師国家試験 第101回午前

109)次の文を読み109〜111の問いに答えよ。Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは、出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重5,050g、体温37.6℃、呼吸数52/分、発汗が著明である。チアノーゼはみられないミルクは約100mℓ/回を1日6、7回哺乳している。Aちゃんの血行動態で正しいのはどれか

①肺血流量の増加

②右心室から左心室への短絡

③大動脈から肺動脈への短絡

④大静脈から還流する血液量の増加

看護師国家試験 第101回午前

110)Aちゃんの看護計画で適切なのはどれか

①1日2回沐浴する

②毎朝授乳前に体重測定をする

③啼泣時はミルクを追加して与える

④フォローアップミルクを飲ませる

看護師国家試験 第101回午前

111)入院後5日の朝、看護師が病室に行くと母親は疲れた顔をしてAちゃんを抱いていた。母親は「この子は泣いたら泣き止まないんですオムツを替えても抱っこしてもだめなんです。この子は私を責めているんです。私は母親失格です」と涙を浮かべて話した。母親の話を傾聴した後の対応で最も適切なのはどれか

①精神科の受診を勧める

②親がしっかりしなければと励ます

③泣き止むまで泣かせて良いと伝える

④母親の対応が悪いのではないと伝える

看護師国家試験 第101回午前

112)次の文を読み112〜114の問いに答えよ。Aちゃん(5歳、男児)は、両親と2歳の妹と4人で暮らしている。Aちゃんは、1歳のときにてんかんと診断され、抗てんかん薬を服用していた。数日前から、失禁を伴う意識消失発作がみられるようになったため、検査と治療の目的で入院した。母親によると、抗てんかん薬を飲ませるのを忘れてしまうことがあったという。Aちゃんは、幼稚園に通っており、外で遊んだり絵本を見たりすることが好きである。知的発達の遅れはみられない。Aちゃんは、入院後、突然意識が消失して動作が止まる10秒程度の発作が1日に数回みられているが、その他は元気に過ごしている。Aちゃんへの看護で正しいのはどれか

①排泄時には付き添う

②食事はきざみ食とする

③ベッド上で安静とする

④日中は病室を薄暗くしておく

看護師国家試験 第101回午前

113)入院後2日Aちゃんは、午後1時から脳波検査の予定である。看護師は、Aちゃんが自然入眠して脳波検査が行えるよう計画していた。Aちゃんは、午前5時に自然に覚醒した。Aちゃんへの看護師の対応で適切なのはどれか

①再度眠らせ、朝食時に起床を促す

②再度眠らせ、自然に覚醒するまで寝かせておく

③そのまま覚醒させ、眠くなったら寝て良いと伝える

④そのまま覚醒させ、午前中は眠らないよう働きかける

看護師国家試験 第101回午前

114)てんかん発作がみられなくなり、Aちゃんは退院することになった。退院後の内服について、母親は「指導を受けて忘れない工夫はしているのですが、2歳の妹の世話が大変で、つい忘れてしまうのではないかと不安です」と言う。看護師の対応で適切なのはどれか

①服薬を忘れたときは、次の服薬時に倍量を飲ませるよう指導する

②母親の育児・家事の負担を減らす方法について話し合う

③服薬管理はAちゃん自身に任せるよう指導する

④入院期間の延長を提案する

看護師国家試験 第101回午前

115)次の文を読み115〜117の問いに答えよ。Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠30週である。今朝から性器出血が少量認められたため外来を受診した。受診時、子宮収縮は1時間に4、5回認められ、Aさんは時々、軽い痛みを訴えた。今までの妊娠経過では、異常は認められていない。身長160cm、体重60kg(非妊時54kg)である。診察の結果、切迫早産と診断された。その他の異常は指摘されていない。注意すべき検査項目はどれか

①CRP

②尿蛋白

③AST〈GOT〉

④ヘモグロビン

⑤プロトロンビン時間

看護師国家試験 第101回午前

116)Aさんは入院し、子宮収縮抑制薬の点滴静脈内注射が開始された。入院翌日の朝、1時間に2、3回の不規則な子宮収縮はあるが痛みはない。性器出血はない。子宮口は閉鎖している。体温37.1℃脈拍88/分、整。血圧130/76mmHg。この時点の看護計画として最も適切なのはどれか

①食事は流動食とする

②清潔ケアは清拭とする

③排尿は毎回導尿とする

④血圧を継続モニタリングする

看護師国家試験 第101回午前

117)Aさんは、妊娠32週に破水した。羊水混濁はない。胎児は頭位である。破水直後の対応として最も適切なのはどれか

①外陰部洗浄を行う

②セミファーラー位とする

③胎児心拍モニターを装着する

④帝王切開の術前準備を開始する

看護師国家試験 第101回午前

118)次の文を読み118〜120の問いに答えよ。Aさん(16歳、女子)は、両親と弟と4人で暮らしている。中学生の頃からモデルにあこがれてダイエットを始めた。高校に入ってからは、太ることへの恐怖から食べた後に吐いたり、緩下薬を服用することも多くなった。次第にやせが顕著になり、無月経となった。Aさんの状態を心配した母親に伴われ、心療内科を受診し、医師から入院治療を勧められ、Aさんは入院した。入院時、Aさんの身長は162cm、体重は36kg体温35.0℃。血圧90/60mmHg。脈拍56/分、不整。血液検査で最も注意すべきデータはどれか

①尿酸

②血清カリウム

③中性脂肪

④HbA1c

看護師国家試験 第101回午前

119)入院後、服薬が開始された。体重と摂取エネルギーについては目標値を設定し、体重増加に応じて活動範囲を拡大していくことになった。医師からAさんに治療方針が説明され、行動範囲は病室内とし、食後1時間はベッド上で安静を保つよう伝えられた。入院後7日、Aさんは「太るのが怖くて、また吐いてしまった」と暗い表情で看護師に話した。看護師の対応で最も適切なのはどれか

①あまり気にしないよう伝える

②本人に目標体重を再度確認する

③吐いた分を間食で補うよう提案する

④自分から嘔吐について話したことを肯定的に評価する

看護師国家試験 第101回午前

120)入院後1か月、Aさんの体重は徐々に増加してきたため、食後1時間はベッド上で安静とし、病棟内の歩行が許可された。Aさんは、頻繁に早足で廊下を歩いたり、病室でエアロビクスをしたりしている。入浴には1時間以上かけており、食後1時間の安静時間にはベッド上で腹筋運動をしていることがある。この時点における看護師の対応で最も適切なのはどれか

①過活動を見かけたら注意する

②医師に行動範囲の再検討を依頼する

③Aさんと1日の過ごし方について話し合う

④Aさんを看護師が観察しやすい病室に移動させる

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