第102回看護国試

【2022年最新版】第102回看護師国家試験午前③

平成25年2月17日(日)に実施された第102回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第99回保健師国家試験、第96回助産師国家試験及び第102回看護師国家試験の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第102回の午前100~108

看護師国家試験 第102回午前

100)次の文を読み100~102の問いに答えよ。Aさん(50歳、男性)は、双極性障害で、これまでにうつ状態と躁状態で入院歴がある。会社員の兄と2人で暮らしている。3か月前から服薬を中断するようになり、気分が沈みはじめ、1週前から朝起きられなくなった。2日前から1日中ベッドの中にいるようになったため、兄に付き添われて入院した。入院時は亜昏迷状態で、発語はほとんどなく、自力での歩行が困難なほど脱力が強かった。入院後、三環系抗うつ薬が開始された。入院当日の看護として適切なのはどれか

①発語を促す

②入浴を促す

③食物形態を工夫する

④個室への入室を勧める

⑤レクリエーションへの参加を勧める

③④

看護師国家試験 第102回午前

101)Aさんの排泄に関する看護として適切なのはどれか

①便秘を予防する

②水分摂取を制限する

③排尿の有無を観察する

④排泄回数を記載するよう説明する

⑤自分でポータブルトイレを使用するよう説明する

①③

看護師国家試験 第102回午前

102)Aさんの精神状態の経過観察において最も注意すべき症状はどれか

①錯乱

②強迫行為

③失見当識

④気分高揚

看護師国家試験 第102回午前

103)次の文を読み103~105の問いに答えよ。Aさん(40歳、女性)は統合失調症で入院歴があり、退院後は共同生活援助(グループホーム)を利用していた。1週前から同じグループホームに住む女性と口論したり、夜中にグループホームから飛び出したりするようになったため、職員に付き添われて精神科病院を受診した。診察時は、Aさんは意味不明の言葉を発し、時々興奮したように大声で叫んだ。また、診察室から飛び出したり、衣服を脱いだりする行為も観察された。入院を開始するために必要な情報で優先度が高いのはどれか

①保護者の有無

②前回の入院形態

③自立支援給付の受給状況

④精神障害者保健福祉手帳の取得状況

看護師国家試験 第102回午前

104)診察の結果、Aさんは入院することになり、外来看護師に付き添われて閉鎖病棟に来た病棟の入り口でドアを開けた看護師が優先的に行うのはどれか

①持参した薬を確認する

②病棟のホールに誘導する

③他の病棟スタッフに協力を要請する

④入院のオリエンテーションを実施する

看護師国家試験 第102回午前

105)入院後2週、症状が安定して、意思の疎通も良好となり、興奮もみられなくなった。入院後1か月にはADLもほぼ自立していた。入院後1か月のAさんへの看護で適切なのはどれか

①長期間の入院が必要であると説明する

②退院して家族と同居することを検討する

③入居していたグループホームと連絡を取る

④警察にAさんの退院予定日を知らせておく

⑤服薬の自己管理を開始するためのアセスメントを行う

③⑤

看護師国家試験 第102回午前

106)次の文を読み106~108の問いに答えよ。Aさん(48歳、女性)は、重症筋無力症を5年前に発症し、初期から副腎皮質ステロイドの内服治療を受けて自宅で生活している。現在は、眼瞼下垂、複視および上下肢の筋力低下がある。日中は、時間をかければ身の回りのことはできている。月1回の外来受診は強い疲労を伴う夫とは離婚し、高校生の長女と2人で暮らしている。また、訪問サービスは訪問看護のみを利用している。Aさんは「最近、口の中が痛いし、食事もおいしくない」と言う。口角に発赤があり、舌、上口蓋および頬粘膜に白色のものが付着して、その一部に出血がみられる。Aさんの症状の原因として最も可能性が高いのはどれか

①う蝕

②歯周病

③口腔乾燥症

④鵞口瘡〈口腔カンジダ症〉

看護師国家試験 第102回午前

107)Aさんがセルフケア能力を維持して、口腔内の清潔を保つための訪問看護師の対応で適切なのはどれか

①歯磨きの自助具を紹介する

②含嗽はしないよう指導する

③筋力低下の日内差について尋ねる

④長女が口腔ケアを行うよう助言する

⑤歯磨きは食事の前後に行うよう指導する

①③

看護師国家試験 第102回午前

108)Aさんは「娘との生活を続けるために私も頑張らなくてはいけないと思っている」と言う。訪問看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか

①「Aさんの頑張り次第です」

②「将来は娘さんに介護してもらいましょう」

③「将来は施設に入所することを考えましょう」

④「ホームヘルパーの支援を受けることも考えましょう」

看護師国家試験 第102回の午前109~120

看護師国家試験 第102回午前

109)次の文を読み109~111の問いに答えよ。Aさん(87歳、女性)は、6年前にアルツハイマー型認知症を発症した。在宅で療養していたが、夫が介護に疲れたために施設に入所した。現在、長谷川式簡易知的機能評価スケール〈HDS-R〉10点、障害高齢者の日常生活自立度判定基準B-1である。下肢筋力や立位バランスの低下がある。自宅では自分で車椅子に移乗してトイレに行き排泄していた。尿失禁はなかった。入所直後、Aさんは表情が険しく落ち着きがなく、看護師が声をかけても応じない。自発的にトイレに行きたいという発言はなく、着衣を尿で汚染することが多いためトイレ誘導を行うことにした。看護師の対応で最も適切なのはどれか

①大きな声で尿意を尋ねる

②就寝中も起こしてトイレに誘導する

③施設で決められた時刻にトイレに誘導する

④声をかけても応じない場合は様子を見て再度トイレに誘導する

看護師国家試験 第102回午前

110)入所後2週。Aさんの表情は穏やかになり行動も落ち着くようになった。自発的に車椅子に乗り廊下を移動している。尿意はあるが、尿失禁が続いている。尿失禁の状態を把握するために行う看護師の対応で適切なのはどれか

①排泄動作を全介助する

②夜間は下着をオムツに変更する

③尿失禁の不快感について質問する

④廊下を移動中、トイレに行きたいのかを確認する

看護師国家試験 第102回午前

111)入所後3週排尿行動の自立を目標とする看護計画を立案した。看護計画として最も適切なのはどれか

①昼夜ともにオムツは使用しない

②トイレの標示を目立つよう工夫する

③尿で汚染した着衣を自分で片づけるよう指導する

④尿意を感じた際にはナースコールで呼ぶよう説明する

看護師国家試験 第102回午前

112)次の文を読み112~114の問いに答えよ。Aさん(24歳、初産婦)、事務職。妊娠8週である。現在、両親と妹との4人で暮らしている。パートナーは24歳の大学院2年生で就職が内定しており、Aさんと結婚する予定である。Aさんは「気持ちが悪いのであまり食べられません。ご飯が炊き上がるにおいだけで吐き気がします」と話している。妊娠経過は順調である。Aさんへの食事指導で最も適切なのはどれか

①水分は糖分を含んだ飲料にする

②栄養のバランスを崩さずに摂取する

③1回量を少なくして食べる回数を増やす

④積極的にカロリーの高い食物を摂取する

看護師国家試験 第102回午前

113)Aさんは「妊娠することは考えていなかったので、自分の体にどんなことが起こるのか想像もつきません」と話した。看護師は、次の妊婦健康診査までに生じやすい変化について説明することにした。Aさんに説明する内容で適切なのはどれか

①痔

②便秘

③静脈瘤

④帯下の増加

⑤皮膚の瘙痒感

②④

看護師国家試験 第102回午前

114)妊娠16週の妊婦健康診査で、Aさんは「母親になる実感はまだありません。妊娠するといろいろなことが起こって驚くばかりです」と話した。妊娠経過は順調である。既にパートナーと結婚し、新居に引っ越している。Aさんへの指導で最も優先度が高いのはどれか

①保育所の選択

②育児用品の準備

③バースプランの立案

④出産準備教室への参加

看護師国家試験 第102回午前

115)次の文を読み115~117の問いに答えよ。A君(8歳、男児)公園から自転車で帰宅途中に転倒し、利き腕である右肘を強打した。疹痛と腫脹とがあり受診した。単純エックス線撮影の結果、右上腕骨顆上骨折と診断され、治療のために入院した。A君の上腕から手関節までシーネ固定を行った。患肢の観察項目で最も優先度が高いのはどれか

①知覚

②かゆみ

③出血量

④関節拘縮

看護師国家試験 第102回午前

116)入院後2日全身麻酔下で骨接合術が施行され、再び上腕から手関節までシーネ固定を行った。術後の全身状態は安定しており、夕食から食事が開始された。このときのA君の食事摂取の方法で最も適切なのはどれか

①側臥位で摂取する

②流動食を摂取する

③左手を使って摂取する

④右手を使って摂取する

看護師国家試験 第102回午前

117)術後8日、上腕から手関節までギプス固定を行った。術後10日に退院し、5週後に外来で抜釘術を行う予定である。退院指導で適切なのはどれか

①外での遊びに制限はない

②ギプスがとれるまで入浴しない

③患肢に痛みがあるときは受診する

④患側の指先に冷感があるときは温める

看護師国家試験 第102回午前

118)次の文を読み118~120の問いに答えよ。Aちゃん(2歳0か月、女児)。昨日から下痢と嘔吐とを繰り返し、食事が摂(と)れなくなったため、母親に抱かれて小児科外来を受診した。診察の結果、ウイルス性胃腸炎と診断され入院した。入院時、体温38.2℃、呼吸数36/分、心拍数136/分であった。1週前の保育所の身体計測では身長89cm、体重12.0kgであった。個室隔離とし、点滴静脈内注射による持続輸液が開始された。Aちゃんの体重を測定したところ11.6kgであった。皮膚の状態は前腕をつまむとすぐもどる。尿検査のため採尿パックを貼ると黄色の尿が10ml採取された。Aちゃんは、診察と処置が行われている間、ずっと母親に抱かれて泣いており、涙で頬を濡(ぬ)らしていた。Aちゃんのアセスメントで正しいのはどれか

①脱水症状はない

②軽度脱水である

③中等度脱水である

④重度脱水である

看護師国家試験 第102回午前

119)入院翌日Aちゃんは活気がなく臥床している。下痢症状は改善し嘔吐もみられなくなったが、時々顔をしかめており、母親は「まだおなかが痛いみたいです」と看護師に話す。Aちゃんの痛みへの対応で適切なのはどれか

①食事摂取を促す

②日中も部屋を暗くする

③1人で過ごすようにする

④Aちゃんが好きな絵本を読み聞かせる

看護師国家試験 第102回午前

120)Aちゃんは、排泄が自立していないため紙オムツを使用している。看護師が殿部を観察すると発赤とびらんとがみられた。Aちゃんへの看護で適切なのはどれか

①布オムツを使用する

②38~39℃の湯で殿部浴を行う

③オムツを外し、殿部を開放しておく

④アルコール入りのおしり拭きで殿部の清拭を行う

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