第103回看護国試

【2022年最新版】第103回看護師国家試験午後②

平成26年2月16日(日)に実施された第103回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第100回保健師国家試験、第97回助産師国家試験、第103回看護師国家試験及び第103回看護師国家試験(追加試験)の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第103回の午後61~70

看護師国家試験 第103回午後

61)Aちゃん(3歳0か月)は、午後から38.0℃の発熱があったが、食事は摂取でき活気があった。夜間になり、3回嘔吐したため救急外来を受診した。来院時、Aちゃんは傾眠傾向にあった。診察の結果、髄膜炎が疑われ、点滴静脈内注射を開始し入院した。入院時、Aちゃんは、体温38.5℃、呼吸数30/分、心拍数120/分、血圧102/60mmHgであった。入院時のAちゃんへの対応で最も優先度が高いのはどれか

①冷罨法を行う

②水平仰臥位を保つ

③意識レベルを観察する

④大泉門の状態を観察する

看護師国家試験 第103回午後

62)食物アレルギーのある8歳の児童がアナフィラキシーショックを発症した場合の対応として適切なのはどれか

①水分の補給

②抗ヒスタミン薬の内服

③副腎皮質ステロイドの吸入

④アドレナリンの筋肉内注射

看護師国家試験 第103回午後

63)A君(15歳、男子)は、病院に併設された院内学級に通いながら骨肉腫に対する治療を続けていた。現在、肺に転移しており終末期にある呼吸困難があり、鼻腔カニュ−ラで酸素(2ℓ/分)を投与中である。A君の食事の摂取量は徐々に減っているが、意識は清明である。1週間後に院内で卒業式が予定されているA君は「卒業式は出席したい」と話している。看護師のA君への対応として最も適切なのはどれか

①今の状態では出席は難しいと話す

②出席できるように準備しようと話す

③出席を決める前に体力をつけようと話す

④卒業式の前日に出席するかどうか決めようと話す

看護師国家試験 第103回午後

64)妊娠中期から末期の便秘について適切なのはどれか

①妊娠中期は妊娠末期と比較して生じやすい

②エストロゲンの作用が影響している

③子宮による腸の圧迫が影響している

④けいれん性の便秘を生じやすい

看護師国家試験 第103回午後

65)正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか

①分娩開始時、胎児の背中は母体の背側にある

②後頭部が先進する

③胎児の顔は母体の腹側を向いて娩出される

④肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される

看護師国家試験 第103回午後

66)新生児室の環境で適切なのはどれか

①無菌室

②湿度は50~60%

③温度は27~28℃

④コット間の距離は60cm

看護師国家試験 第103回午後

67)Aさん(50歳、男性)は、アルコール依存症のために断酒目的で入院した。入院前日の夜まで毎日飲酒をしていたと話している。入院当日に優先的に行うのはどれか

①抗酒薬の説明を行う

②断酒会への参加を促す

③振戦の有無を確認する

④ストレス対処行動を分析する

看護師国家試験 第103回午後

68)Aさん(23歳、女性)は、トラックの横転事故に巻き込まれて一緒に歩いていた友人が死亡し、自分も軽度の外傷で入院している。看護師がAさんに「大変でしたね」と声をかけると、笑顔で「大丈夫ですよ何のことですか」と言うだけで、事故のことは話さない。Aさんは検査の結果、軽度の外傷以外に身体的な異常や記憶の障害はない。この現象はどれか

①解離

②昇華

③合理化

④反動形成

看護師国家試験 第103回午後

69)精神疾患患者の家族の感情表出〈expressedemotion:EE〉について正しいのはどれか

①家族の訴えが明確になる

②認知行動療法の技法である

③統合失調症の再発に関連がある

④家族のストレス対処として効果的である

看護師国家試験 第103回午後

70)Aさん(21歳、男性)は、統合失調症と診断され、入院してハロペリドールの投与が開始された。入院後3日、39.5℃の急激な発熱、発汗、筋固縮および意識障害を認めたAさんの状態で考えられるのはどれか

①昏迷

②悪性症候群

③てんかん発作

④静座不能〈アカシジア〉

看護師国家試験 第103回の午後71~80

看護師国家試験 第103回午後

71)訪問看護師が、在宅医療に移行する患者の退院調整のために医療機関の看護師から得る情報で、優先度が高いのはどれか

①医療処置の指導内容

②経済的な問題への対応

③介護サービス利用の有無

④訪問看護指示書の記載内容

看護師国家試験 第103回午後

72)健康保険法による訪問看護サービスで正しいのはどれか

①サービス対象は65歳以上である

②介護支援専門員がケアプランを作成する

③末期の悪性腫瘍の療養者への訪問回数に制限はない

④特定疾患医療受給者証を持っている者は自己負担額1割である

看護師国家試験 第103回午後

73)Aさんは、1人で暮らしている。血管性認知症があり、降圧薬を内服している。要介護1で、週3回の訪問介護と週1回の訪問看護を利用している。最近では、Aさんは日中眠っていることが多く、週1回訪ねてくる長男に暴言を吐くようになっている。Aさんの長男の話を傾聴した上で、訪問看護師の長男への対応で最も適切なのはどれか

①デイサービスの利用を提案する

②Aさんを怒らせないように助言する

③Aさん宅に行かないように助言する

④薬の内服介助をするように提案する

看護師国家試験 第103回午後

74)在宅酸素療法(1ℓ/分24時間)を行っている療養者の居住地域で2週間後に日中3時間の停電が予定されている。停電への対応で最も適切なのはどれか

①事前の呼吸訓練

②医療機関への入院

③自家発電器の購入

④携帯用酸素ボンベの準備

看護師国家試験 第103回午後

75)病院における医療安全管理体制で正しいのはどれか

①特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい

②医療安全管理のために必要な研修を3年に1度行う

③医療安全管理のための指針を整備しなければならない

④医薬品安全管理責任者の配置は義務づけられていない

看護師国家試験 第103回午後

76)大規模災害時のトリアージで緊急度が最も高いと判断されるのはどれか

①下腿に創傷があるが補助があれば歩行できる

②自発呼吸はあるが橈骨動脈は触知できない

③気道確保しても自発呼吸がない

④開眼・閉眼の指示に応じる

看護師国家試験 第103回午後

77)災害の慢性期(復興期)における避難所内の看護師の役割で最も適切なのはどれか

①住宅支援

②感染予防

③安全な避難と誘導

④居住スペースの確保

看護師国家試験 第103回午後

78)国際連合児童基金〈UNICEF〉の報告(2006年)による5歳未満児の死亡率が最も高い地域はどれか

①アフリカ

②東南アジア

③北アメリカ

④東ヨーロッパ

看護師国家試験 第103回午後

79)Aさんは、3年前に来日した外国人でネフローゼ症候群のため入院した。Aさんは日本語を話し日常会話には支障はない。Aさんの食事について、文化的に特定の食品を食べてはいけないなどの制限があるがどうしたらよいかと、担当看護師が看護師長に相談した。担当看護師に対する看護師長の助言で最も適切なのはどれか

①日本の病院なので文化的制限には配慮できないと話す

②文化的制限は理解できるが治療が最優先されると話す

③Aさんの友人から文化的制限に配慮した食事を差し入れてもらうよう話す

④文化的制限に配慮した食事の提供が可能か栄養管理部に相談するよう話す

看護師国家試験 第103回午後

80)血液検査で抗凝固剤が入っている採血管を使用するのはどれか

①血球数

②電解質

③中性脂肪

④梅毒抗体

⑤交差適合試験

看護師国家試験 第103回の午後81~90

看護師国家試験 第103回午後

81)市町村の業務でないのはどれか

①妊娠届の受理

②母子健康手帳の交付

③乳児家庭全戸訪問事業

④3歳児健康診査

⑤小児慢性特定疾患公費負担医療給付

看護師国家試験 第103回午後

82)糖尿病神経障害のある患者へのフットケアの説明で適切なのはどれか

①「靴は大きめのサイズがよいです」

②「靴下を履くようにしてください」

③「1週間に1回は足の観察をしてください」

④「足の傷は痛くなったら受診してください」

⑤「外出後は足をアルコールで消毒しましょう」

看護師国家試験 第103回午後

83)IV型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか

①IgE抗体が関与する

②肥満細胞が関与する

③Tリンパ球が関与する

④ヒスタミンが放出される

⑤ツベルクリン反応でみられる

③⑤

看護師国家試験 第103回午後

84)肝硬変でみられる検査所見はどれか

①血小板増多

②尿酸値上昇

③血清アルブミン値低下

④血中アンモニア値上昇

⑤プロトロンビン時間短縮

③④

看護師国家試験 第103回午後

85)膀胱留置カテーテル挿入中のシャワー浴について適切なのはどれか

①実施前に蓄尿バッグを空にする

②シャワー中はカテーテルを閉鎖する

③蓄尿バッグは腰より高い位置にかける

④終了後は挿入部をエタノールで消毒する

⑤終了後はカテーテルを固定するテープの位置を変える

①⑤

看護師国家試験 第103回午後

86)潰瘍性大腸炎と比べたCrohn〈クローン〉病の特徴について正しいのはどれか

①悪性化の頻度は低い

②瘻孔を併発しやすい

③初発症状は粘血便である

④炎症は大腸に限局している

⑤好発年齢は50歳以上である

①②

看護師国家試験 第103回午後

87)抗甲状腺ホルモン薬の副作用はどれか

①多毛

②眼球突出

③中心性肥満

④肝機能障害

⑤無顆粒球症

④⑤

看護師国家試験 第103回午後

88)胎児と胎児付属物について正しいのはどれか

①妊娠4週では、Doppℓer〈ドプラ〉法で胎児心音が聴取できる

②妊娠12週では、胎盤が完成している

③妊娠24週では、胎児の呼吸様運動がみられる

④妊娠26週では、胎児の胎位は固定している

⑤妊娠36週では、肺胞内に十分な肺表面活性物質が分泌されている

③⑤

看護師国家試験 第103回午後

89)精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により、病院の管理者が精神科病院に入院中の者に対して制限できるのはどれか

①手紙の発信

②弁護士との面会

③任意入院患者の開放処遇

④信書の中の異物の受け渡し

⑤人権擁護に関する行政機関の職員との電話

③④

看護師国家試験 第103回午後

90)「フロセミド注15mgを静脈内注射」の指示を受けた注射薬のラベルに「20mg/2mℓ」と表示されていた注射量を求めよ。ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。解答:①.②mL

①0123456789

②0123456789

①⑤

看護師国家試験 第103回の午後91~99

看護師国家試験 第103回午後

91)次の文を読み91~93の問いに答えよ。Aさん(48歳、男性、会社員)は、8年前から高血圧症、脂質異常症および労作性狭心症に対して内服治療をしていた。胸部絞扼感が時々出現するため、経皮的冠動脈形成術〈PCI〉を実施することになった。Aさんは身長165cm、体重80kgである午前9時過ぎから左橈骨動脈を穿刺し、狭窄部位である左冠状動脈にステント留置術が行われ、午前11時ころに終了した。経皮的冠動脈形成術〈PCI〉終了後、穿刺部位を圧迫固定した気分不快などの症状はない。術後のAさんへの説明で適切なのはどれか

①「すぐに歩行できます」

②「夕食まで食事はできません」

③「2日後までシャワー浴はできません」

④「左手首の圧迫固定は明日の朝まで行います」

看護師国家試験 第103回午後

92)経皮的冠動脈形成術〈PCI〉終了後も点滴静脈内注射が継続され、抗血小板薬と抗菌薬の投与が行われた。その後、看護師はAさんの穿刺部位の出血がないことを確認した。次に行う観察で最も注意すべき項目はどれか

①発熱

②麻痺症状

③皮膚の黄染

④穿刺部位の感染徴候

看護師国家試験 第103回午後

93)術後3日に退院することになったAさんに対する退院指導の内容として適切なのはどれか

①「職場復帰は2週間後からにしましょう」

②「3か月後の目標体重を65kgにしましょう」

③「狭心症の症状が再度現れる可能性があります」

④「退院後に穿刺部から出血する危険性があります」

看護師国家試験 第103回午後

94)次の文を読み94~96の問いに答えよ。Aさん(43歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤に気付き、自宅近くの診療所を受診し、大学病院を紹介された。検査の結果、Aさんは、非Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫と診断され、縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫も確認され、化学療法導入のため入院した。Aさんは「悪性リンパ腫と言われたときにはショックだったけど、化学療法は有効であると聞いて、頑張ろうと思っている」と話す。入院時、Aさんは体温37.5℃、呼吸数18/分、脈拍84/分、血圧124/64mmHgであった。血液検査データは、赤血球302万/μℓ、Hb10.3g/dℓ、白血球6,400/μℓ、総蛋白7.6g/dℓであった。入院当日、Aさんは看護師に「最近、なんとなく手がむくんでいるような気がする」と言う。Aさんの手のむくみの原因として可能性が高いのはどれか

①発熱

②貧血

③低蛋白血症

④上大静脈の圧迫

看護師国家試験 第103回午後

95)入院後4日Aさんは化学療法としてCHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を行うことになった。開始前のAさんへの説明で適切なのはどれか

①「高齢の人より副作用は少ないでしょう」

②「明日から加熱食となります」

③「3日目ころから脱毛が始まります」

④「5日目ころから口内炎ができやすくなります」

看護師国家試験 第103回午後

96)治療は正午から開始され、午後5時ころから胸やけと悪心が出現した。その後、Aさんは制吐薬を追加投与され、症状は軽減した。それ以降、Aさんに悪心・嘔吐はないが、翌日も食欲がなく、食事は1/4程度の摂取であった。治療後3日には症状が改善し、食事は全量摂取できた。Aさんは「楽になったけど、やっぱりつらかった思い出すだけでもちょっと気持ち悪くなる」と話す。治療後3日までの状況を踏まえて、次回の治療時の対応で最も適切なのはどれか

①治療前日の夕食を控えてもらう

②治療薬の減量を医師に相談する

③1日1,000mℓの水分摂取を促す

④病院食以外は食べないよう指導する

⑤治療前の制吐薬の追加投与を検討する

看護師国家試験 第103回午後

97)次の文を読み97~99の問いに答えよ。Aさん(75歳、女性)は、娘と2人で暮らしている。5年前にアルツハイマー病と診断された半年前から食欲不振が続き体重減少がみられ受診した。検査の結果、胃癌と診断され胃全摘出術が行われた。入院時の改訂版長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉16点、MMSE18点。Aさんは、術後1日の深夜に大きな声で娘の名前を呼び「ここはどこ」と叫びながらベッド柵をたたく行動がみられた。このときに最初に行う対応として適切なのはどれか

①上肢の抑制を行う

②睡眠薬を与薬する

③娘に電話して来院してもらう

④病院に入院していると説明する

看護師国家試験 第103回午後

98)術後1週間が経過したAさんは日中は病室で眠っていることが多いが、夜間は病棟内の廊下を徘徊している。Aさんへの看護で最も適切なのはどれか

①朝は無理に起こさない

②午後にレクリエーション活動を計画する

③夕食の時間を就寝前に変更する

④夜間は病室の天井の電気をつけておく

看護師国家試験 第103回午後

99)術後の経過は良好で2週間が経過した。食事は全粥、軟菜を8割程度摂取している。娘に対するAさんの退院後の食事指導で適切なのはどれか

①食後の安静臥床を勧める

②食物繊維を多く含む食品の摂取を勧める

③1日の食事量を6~8回に分けて食べることを勧める

④食事時間が長くなっても満腹になるまで摂取するように勧める

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