第104回看護国試

【2022年最新版】第104回看護師国家試験午後②

平成27年2月22日(日)に実施された第104回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第101回保健師国家試験、第98回助産師国家試験、第104回看護師国家試験の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第104回の午後61~70

看護師国家試験 第104回午後

61)パーキンソン病の症状について正しいのはどれか

①満月様顔貌になる

②腕を振らずに歩く

③後ろに反り返って歩く

④頭を左右に大きく振る

看護師国家試験 第104回午後

62)A君(5歳、男児)は、先天性水頭症で脳室-腹腔〈V-P〉シャントが挿入されている。定期受診の際、看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか

①頭囲

②聴力

③微細運動

④便秘の有無

看護師国家試験 第104回午後

63)二分脊椎の子どもに特徴的な症状はどれか

①排泄障害

②体重増加不良

③言語発達の遅延

④上半身の運動障害

看護師国家試験 第104回午後

64)セクシュアリティの意義と関連する事項の組合せで正しいのはどれか

①生殖性の性—ジェンダー

②性別としての性—常染色体

③連帯性としての性—種の保存

④性役割としての性—社会的規範

看護師国家試験 第104回午後

65)正常な月経周期に伴う変化で正しいのはどれか

①排卵期には頸管粘液が増量する

②月経の直後は浮腫が生じやすい

③黄体から黄体形成ホルモン〈LH〉が分泌される

④基礎体温は月経終了後から徐々に上昇して高温相になる

看護師国家試験 第104回午後

66)Aさん(38歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を受診した。診察時、身体には殴られてできたとみられる複数の打撲痕が確認された。腹痛の原因は夫から蹴られたことであった。Aさんは「家に帰るのが怖い。姉には夫の暴力について話したくない」と泣いている。外来での看護師の対応で適切なのはどれか

①打撲痕を姉に見てもらう

②配偶者暴力相談支援センターに通報する

③暴力を受けたときの状況を具体的に話すことを求める

④Aさんが日頃から夫を怒らせるようなことがなかったか聞く

看護師国家試験 第104回午後

67)プロセスレコードについて正しいのはどれか

①看護過程の1つの段階である

②患者と家族間の言動を記述する

③看護師の対人関係技術の向上に活用する

④患者の精神症状をアセスメントする方法である

看護師国家試験 第104回午後

68)集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか

①過眠症

②躁状態

③薬物依存症

④小児自閉症

看護師国家試験 第104回午後

69)Aさん(80歳、女性)は、1人で暮らしている。内科と整形外科とを受診しているが、2週前から内服薬の飲み間違いがあり、主治医から訪問看護師に服薬管理の依頼があった。Aさんがセルフケアを維持して内服するための訪問看護師の服薬管理の支援で最も適切なのはどれか

①内服薬は薬局から訪問看護師が受け取る

②自宅での内服薬の保管場所を分散する

③内服指導を診療科ごとに依頼する

④内服薬を1回分ごとにまとめる

看護師国家試験 第104回午後

70)Aさん(70歳、男性)は、1人で暮らしている。慢性閉塞性肺疾患のため1週前から在宅酸素療法(0.5L/分、24時間持続)が開始された。Aさんは階段の昇降時に息切れがみられる。自宅での入浴の方法に関する訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか

①脱衣は看護師が全介助する

②浴槽に入ることは禁止する

③身体を洗うときはシャワーチェアを使う

④入浴中は携帯用酸素ボンベを利用できない

看護師国家試験 第104回の午後71~80

看護師国家試験 第104回午後

71)Aさん(60歳、男性)は、1年前に膵癌と診断されて自宅で療養中である。疼痛管理はレスキューとして追加注入ができるシリンジポンプを使用し、オピオイドを持続的に皮下注射している。訪問看護師のAさんへの疼痛管理の指導で適切なのはどれか

①シリンジの交換はAさんが実施する

②疼痛がないときには持続的な注入をやめてもよい

③レスキューとしてのオピオイドの追加注入はAさんが行う

④レスキューとして用いるオピオイドの1回量に制限はない

看護師国家試験 第104回午後

72)医療における安全管理のシステム設計の原則で正しいのはどれか

①個人の反省を促す

②人の記憶力を重視する

③作業のプロセスを標準化する

④いくつかの業務を同時に実施する

看護師国家試験 第104回午後

73)Aさん(79歳、女性)は、癌の化学療法を受けていたが、脳出血を起こし意識不明の状態になった。Aさんの家族は回復する見込みはないと医師から説明を受けた。家族はAさんの延命を望んでおり、医師と今後の治療方針を決定する前に看護師に相談した。Aさんの家族への対応で最も適切なのはどれか

①医師に方針を決めてもらうよう伝える

②病院の倫理委員会に判断を依頼するよう伝える

③Aさんのアドバンスディレクティブ〈事前指示〉を確認するよう伝える

④経管栄養法を開始することでAさんの身体の状態は維持できると伝える

看護師国家試験 第104回午後

74)災害急性期における精神障害者への看護師の対応で最も適切なのはどれか

①名札の着用を指示する

②災害の状況については説明しない

③不眠が続いても一時的な変化と判断する

④服薬している薬剤を中断しないように支援する

看護師国家試験 第104回午後

75)災害発生後、避難先の体育館で生活を始めた高齢者への対応で最も適切なのはどれか

①トイレに近い場所を確保する

②持参薬を回収して被災者に分ける

③区画された範囲内で過ごすよう促す

④私語を控えて館内の静穏が保てるように指導する

看護師国家試験 第104回午後

76)自己管理を行う上で自己効力感を高める支援として最も適切なのはどれか

①自己管理の目標はできるだけ高くする

②必要な知識をできるだけ多く提供する

③自己管理の方法で不適切な点はそのたびに指摘する

④自己管理で改善できた点が少しでもあればそれを評価する

⑤対象者が自己管理できない理由を話したときは話題を変える

看護師国家試験 第104回午後

77)1歳0か月の幼児の標準的な身長と体重の組合せで正しいのはどれか

①身長55cm—体重6kg

②身長75cm—体重6kg

③身長75cm—体重9kg

④身長100cm—体重9kg

⑤身長100cm—体重12kg

看護師国家試験 第104回午後

78)Aさん(28歳、初産婦)は、妊娠11週である。身長160cm、体重52kg(非妊時体重50kg)である。現在は身体活動レベルⅠ(非妊時は身体活動レベルⅡ)で妊娠経過は順調である。現時点で非妊時と比べて食事に付加することが望ましいのはどれか

①糖質

②葉酸

③蛋白質

④カリウム

⑤カルシウム

看護師国家試験 第104回午後

79)Aさん(60歳、男性)は、統合失調症で20年前から抗精神病薬を服用している。常に口を動かしているため、何か食べていないか看護師が口の中を確認するが、何も口には入っていない。Aさんは「勝手に口と舌が動いてしまう」と言う。Aさんに現れている症状はどれか

①被害妄想

②作為体験

③カタレプシー

④遅発性ジスキネジア

⑤静座不能〈アカシジア〉

看護師国家試験 第104回午後

80)小児医療に関する課題とその対応の組合せで正しいのはどれか

①低出生体重児の増加—人工乳による哺育の推進

②育児不安が強い親の増加—子どもの自立支援

③障害児の在宅医療のニーズの増加—レスパイトケアの充実

④小児救急医療を受診する子どもの増加—ドクターカーの充実

⑤成人になった小児慢性疾患患者の増加—親の意思決定の支援

看護師国家試験 第104回の午後81~90

看護師国家試験 第104回午後

81)小脳の機能はどれか

①関節角度の知覚

②振動感覚の中継

③姿勢反射の調節

④随意運動の制御

⑤下行性の疼痛抑制

③④

看護師国家試験 第104回午後

82)白血球減少症で正しいのはどれか

①好塩基球数は増加する

②EBウイルス感染によって起こる

③白血球数が3,000/μL以下をいう

④好中球減少症では細菌に感染しやすくなる

⑤無顆粒球症は単球がなくなった病態をいう

③④

看護師国家試験 第104回午後

83)下垂体ホルモンの分泌低下により生じるのはどれか

①性早熟症

②低身長症

③先端巨大症

④シーハン症候群

⑤クッシング症候群

②④

看護師国家試験 第104回午後

84)抗コリン薬の投与が禁忌の疾患はどれか

①疥癬

②緑内障

③大腿骨骨折

④前立腺肥大症

⑤前頭側頭型認知症

②④

看護師国家試験 第104回午後

85)新生児の養育に関する親への指導で適切なのはどれか

①「体温37.0℃で受診させましょう」

②「沐浴は児が満腹のときに行いましょう」

③「授乳後は顔を横に向けて寝かせましょう」

④「衣類は大人よりも1枚少なくしましょう」

⑤「オムツはおなかを締めつけないように当てましょう」

③⑤

看護師国家試験 第104回午後

86)一般的な思春期の発育の特徴について正しいのはどれか

①骨端線が閉鎖する

②性的成熟は男子の方が女子より早く始まる

③成長ホルモンが性腺に作用して第二次性徴が起こる

④男子では身長増加のピークの前に精巣の発育が始まる

⑤女子では身長増加のピークの前に乳房の発育が終わる

①④

看護師国家試験 第104回午後

87)前頭葉の障害に伴う症状で正しいのはどれか

①人格の変化

②感覚性失語

③自発性の欠乏

④平衡機能障害

⑤左右識別障害

①③

看護師国家試験 第104回午後

88)精神科病棟における身体拘束時の看護で正しいのはどれか

①1時間ごとに訪室する

②拘束の理由を説明する

③水分摂取は最小限にする

④患者の手紙の受け取りを制限する

⑤早期の解除を目指すための看護計画を立てる

②⑤

看護師国家試験 第104回午後

89)Aさん(72歳、女性)は、1人で暮らしており、要介護1で訪問看護を利用している。昨日の訪問時、看護師は高級な羽毛布団を見かけ、Aさんに尋ねると購入の覚えがないと話した。別居している長男は、週1回電話でAさんの様子を確認している。看護師の対応として適切なのはどれか

①長男への連絡

②羽毛布団の返品

③成年後見人の選任

④近隣住民への聞き取り

⑤Aさんの判断能力の評価

①⑤

看護師国家試験 第104回午後

90)5%のクロルヘキシジングルコン酸塩を用いて0.2%希釈液2,000mLをつくるのに必要な薬液量を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。解答:①②mL

①0123456789

②0123456789

①8②0

看護師国家試験 第104回の午後91~99

看護師国家試験 第104回午後

91)次の文を読み91~93の問いに答えよ。Aさん(45歳、男性)は、便に血液が混じっていたため受診した。検査の結果、直腸癌と診断され、自律神経を部分温存する低位前方切除術が予定されている。術後に予測されるのはどれか

①排尿障害

②輸入脚症候群

③ストーマの陥没

④ダンピング症候群

看護師国家試験 第104回午後

92)術後1日順調に経過し、Aさんは離床が可能になった。腹腔内にドレーンが1本留置され、術後の痛みに対しては、硬膜外チューブから持続的に鎮痛薬が投与されている。看護師がAさんに痛みの状態を尋ねると、Aさんは「まだ傷が痛いし、今日は歩けそうにありません」と話す。このときの対応で最も適切なのはどれか

①体動時に痛む場合は歩行しなくてよいと説明する

②歩行には看護師が付き添うことを提案する

③歩行練習を1日延期することを提案する

④鎮痛薬の追加使用を提案し歩行を促す

看護師国家試験 第104回午後

93)術後6日ドレーンから茶褐色で悪臭のある排液があった。Aさんは、体温38.2℃、呼吸数20/分、脈拍82/分、整であった。Aさんの状態で最も可能性が高いのはどれか

①腸炎

②胆汁瘻

③イレウス

④縫合不全

⑤術後出血

看護師国家試験 第104回午後

94)次の文を読み94~96の問いに答えよ。Aさん(65歳、男性、会社員)は、午後2時、会議の最中に急に発語しづらくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、同僚に連れられて救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。来院時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ-3、瞳孔径は両側2.0mm。呼吸数18/分、脈拍60~80/分、不整で、血圧176/100mmHg。右上下肢に麻痺がある。午後4時、Aさんの頭部CTの所見で特に異常は認められなかったが、MRIの所見では左側頭葉に虚血性の病変が認められた。この後の治療でまず検討されるのはどれか

①血流の再開

②脳浮腫の予防

③出血性素因の除去

④脳血管攣縮の治療

看護師国家試験 第104回午後

95)Aさんは心原性の脳梗塞と診断され、入院後に治療が開始された。入院後5日、意識レベルがジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-30まで低下した。頭部CTで出血性梗塞と脳浮腫とが認められ、気管内挿管・人工呼吸器管理を行い、マンニトールを投与してしばらく経過をみることになった。この時点の看護で適切なのはどれか

①電気毛布で保温する

②瞳孔不同の有無を観察する

③水分出納を正のバランスに管理する

④クッシング現象に注意する

⑤ベッドを水平位にして安静を維持する

②④

看護師国家試験 第104回午後

96)減圧開頭術後2週。気管内チューブは抜管され、意識レベルはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-10である。右上下肢の麻痺と運動性失語とが認められ、発語は少ない。利き手は右手である。Aさんとのコミュニケーションの方法で最も適切なのはどれか

①筆談を促す

②文字盤を用いる

③大きな声で話す

④イラストを用いる

看護師国家試験 第104回午後

97)次の文を読み97~99の問いに答えよ。Aさん(68歳、女性)は、2年前に高血圧症と診断され、カルシウム拮抗薬を服用している。高血圧をきっかけに、喫煙を1日30本から5本に減らし、飲酒を週3回から1回に減らした。また、減量に取り組み、2年間でBMIが25.5から22.9に変化した。Aさんは町の健康診査で骨密度が低下していることが分かり、整形外科を受診し骨粗鬆症と診断された。Aさんは「子どもができなかったし、夫もすでに亡くなりました。1人暮らしで家事は自分で行っているので、骨折や寝たきりの状態は困ります」と話した。Aさんの骨粗鬆症の要因として最も考えられるのはどれか

①肥満

②喫煙

③出産経験がないこと

④カルシウム拮抗薬の服用

看護師国家試験 第104回午後

98)Aさんの現在の移動能力をアセスメントする方法として適切なのはどれか

①開眼片脚起立時間

②ボルグスケール

③カッツインデックス

④手段的日常生活動作〈IADL〉

採点対象から除外する。設問の状況設定が不十分であり、正解が得られないため。

看護師国家試験 第104回午後

99)看護師がAさんに運動を勧めたところ、Aさんは「子どものころから運動は苦手で運動を続ける自信がない」と答えた。指導の内容で最も適切なのはどれか

①歩行器を使って外出する

②腰背部の背屈運動をする

③介護予防サービスを利用する

④買い物のときに30分程度歩く

第104回 看護師国家試験へ戻る

あすぶたの過去問ノック!第104回看護師国家試験ページへ戻る

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


error: Content is protected !!