第108回看護国試

【2022年最新版】第108回看護師国家試験午前②

平成31年2月17日(日)に実施された第108回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第105回保健師国家試験、第102回助産師国家試験、第108回看護師国家試験の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第108回の午前61~70

看護師国家試験 第108回午前

61)新生児の養育者に対する看護師の指導で正しいのはどれか

①「脂漏性湿疹は石けんで洗いましょう」

②「臍帯はおむつで覆いましょう」

③「うつぶせ寝にしましょう」

④「日光浴をしましょう」

看護師国家試験 第108回午前

62)先天異常で正しいのはどれか

①軟骨無形成症は低身長になる

②ターナー症候群は高身長になる

③クラインフェルター症候群は低身長になる

④ピエール・ロバン症候群は巨舌症がある

看護師国家試験 第108回午前

63)平成16年(2004年)に性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が施行され、戸籍上の性別を変更することが可能になった。その変更の条件で正しいのはどれか

①15歳以上であること

②うつ症状を呈していること

③現に未成年の子がいないこと

④両親の同意が得られていること

看護師国家試験 第108回午前

64)日本における母の年齢階級別出生率の推移を図に示す。図の矢印で示してある年齢階級はどれか

①20〜24歳

②25〜29歳

③30〜34歳

④35〜39歳

看護師国家試験 第108回午前

65)女性を中心としたケア<Women centered care>の概念で適切なのはどれか

①父権主義を否定している

②周産期にある女性を対象とする

③全人的な女性という視点を重視する

④女性特有の疾患に関する看護を行う

看護師国家試験 第108回午前

66)入院患者のせん妄に対する予防的介入で適切なのはどれか

①可能な限り離床を促す

②昼間は部屋を薄暗くする

③家族や知人の面会は必要最低限にする

④夕方に短時間の睡眠をとることを勧める

看護師国家試験 第108回午前

67)注意欠如・多動性障害<ADHD>の症状はどれか

①音声チックが出現する

②計算を習得することが困難である

③課題や活動に必要なものをしばしば失くしてしまう

④読んでいるものの意味を理解することが困難である

看護師国家試験 第108回午前

68)精神医療審査会で審査を行うのはどれか

①精神保健指定医の認定

②入院患者からの退院請求

③退院後生活環境相談員の選任

④心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律による処遇の要否

看護師国家試験 第108回午前

69)精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で、平成25年(2013年)に改正された内容はどれか

①保護者制度の廃止

②自立支援医療の新設

③精神保健指定医制度の導入

④精神分裂病から統合失調症への呼称変更

看護師国家試験 第108回午前

70)平成28年(2016年)の国民生活基礎調査において、要介護者等のいる世帯に同居している主な介護者全数の特徴で正しいのはどれか

①性別は女性が多い

②続柄は子が最も多い

③年齢は70〜79歳が最も多い

④介護時間は「ほとんど終日」が最も多い

看護師国家試験 第108回の午前71~80

看護師国家試験 第108回午前

71)Aさん(74歳、女性)は、1人暮らし。要介護1、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱa。頻尿のため、自室からトイレへの移動中に廊下で失禁することが頻繁にある。1日3食の高齢者向け配食サービスを利用している。現時点でのAさんの日常生活で最も起こりやすいのはどれか

①窒息

②転倒

③熱傷

④徘徊

看護師国家試験 第108回午前

72)Aさん(77歳、男性)は、脳梗塞による左片麻痺があり、右膝の痛みにより立位が困難である。端坐位で殿部をわずかに持ち上げることはできる。妻(77歳)は小柄で、体格差のある夫の移乗の介助に負担を感じている。Aさんのベッドから車椅子への移乗の際、妻の介護負担を軽減する福祉用具で適切なのはどれか

①歩行器

②ベッド柵

③電動介助リフト

④トランスファーボード

看護師国家試験 第108回午前

73)Aさん(82歳、男性)は、妻(75歳)と2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準B-1。日中は車椅子に座っていることが多い。Aさんの仙骨部に発赤があるのを発見したため、訪問看護師は妻にAさんへの介護方法を指導することにした。妻に指導する内容で正しいのはどれか

①「仙骨部をマッサージしましょう」

②「夜間は1時間毎に体位変換をしましょう」

③「時々お尻を浮かすよう声をかけましょう」

④「車椅子に座らせるときは円座を使いましょう」

看護師国家試験 第108回午前

74)地域包括ケアシステムにおける支援のあり方で、「互助」を示すのはどれか

①高齢者が生活保護を受けること

②住民が定期的に体重測定すること

③要介護者が介護保険サービスを利用すること

④住民ボランティアが要支援者の家のごみを出すこと

看護師国家試験 第108回午前

75)医療提供の理念、病院・診療所等の医療を提供する場所、その管理のあり方を定めたのはどれか

①医療法

②医師法

③健康保険法

④保健師助産師看護師法

看護師国家試験 第108回午前

76)看護師Aが患者Bの点滴ボトルに薬剤を注入しているとき、新人看護師から患者Cについて相談を受けた。看護師Aが作業を中断し新人看護師に対応した後、患者Bの点滴ボトルに患者Cの名前を記入するというヒヤリハットが発生した。この病棟の看護師長が行う再発防止策で適切なのはどれか

①看護師Aに対策を考えさせる

②看護師Aを注射の業務から外す

③作業中断の対策を病棟チームで検討する

④再発防止カンファレンスを1か月後に計画する

看護師国家試験 第108回午前

77)日本における政府開発援助<ODA>の実施機関として正しいのはどれか

①国際協力機構<JICA>

②世界保健機関<WHO>

③国連児童基金<UNICEF>

④国連世界食糧計画<WFP>

看護師国家試験 第108回午前

78)災害に関する記述で正しいのはどれか

①災害時の要配慮者には高齢者が含まれる

②人為的災害の被災範囲は局地災害にとどまる

③複合災害は同じ地域で複数回災害が発生することである

④発災直後に被災者診療を行う場では医療の供給が需要を上回る

看護師国家試験 第108回午前

79)血漿の電解質組成を陽イオンと陰イオンに分けたグラフを示す。矢印で示すのはどれか

①ナトリウムイオン

②カリウムイオン

③リン酸イオン

④塩化物イオン

⑤重炭酸イオン

看護師国家試験 第108回午前

80)血液中のカルシウムイオン濃度が低下した際に、ホルモン分泌量が増加するのはどれか

①膵島

②甲状腺

③下垂体

④副腎皮質

⑤副甲状腺

看護師国家試験 第108回の午前81~90

看護師国家試験 第108回午前

81)ネグレクトを受けている児の一時保護を決定するのはどれか

①家庭裁判所長

②児童相談所長

③保健所長

④警察署長

⑤市町村長

看護師国家試験 第108回午前

82)新生児の殿部の写真を示す。考えられるのはどれか

①ポートワイン母斑

②サーモンパッチ

③ウンナ母斑

④太田母斑

⑤蒙古斑

看護師国家試験 第108回午前

83)排便反射の反射弓を構成するのはどれか

①下腸間膜神経節

②腹腔神経節

③骨盤神経

④腰髄

⑤仙髄

③⑤

看護師国家試験 第108回午前

84)アセチルコリンで収縮するのはどれか

①心筋

②排尿筋

③腓腹筋

④立毛筋

⑤瞳孔散大筋

②③

看護師国家試験 第108回午前

85)内臓の痛みを引き起こすのはどれか

①虚血

②氷水の摂取

③48℃の白湯の摂取

④平滑筋の過度の収縮

⑤内視鏡によるポリープの切除

①④

看護師国家試験 第108回午前

86)心電図検査における肢誘導はどれか

①Ⅰ

②V1

③V2

④V3R

⑤aVR

①⑤

看護師国家試験 第108回午前

87)日本の公的医療保険制度に含まれるのはどれか

①年金保険

②雇用保険

③船員保険

④組合管掌健康保険

⑤労働者災害補償保険

③④

看護師国家試験 第108回午前

88)糖尿病末梢神経障害による感覚障害のある患者へのフットケア指導で適切なのはどれか

①両足部を観察する

②熱めの湯をかけて洗う

③靴ずれしない靴を選ぶ

④なるべく素足で過ごす

⑤爪は足趾の先端よりも短く切る

①③

看護師国家試験 第108回午前

89)出生直後の正常新生児に当てはまる特徴はどれか

①生理的に多血である

②腸内細菌叢が定着している

③噴門部の括約筋は発達している

④Babinski反射がみられる

⑤胎盤を通じて母体からIgMが移行している

①④

看護師国家試験 第108回午前

90)身長170cm、体重70kgの成人の体格指数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること

①0123456789

②0123456789

②④

看護師国家試験 第108回の午前91~99

看護師国家試験 第108回午前

91)次の文を読み91、92、93の問いに答えよ。Aさん(20歳、男性、大学生)は、炎天下で長時間サッカーをしていたところ転倒し、左膝と左側腹部を強打した。「左膝がカクッと折れて力が入らない。左腹部が痛い」ことを主訴に救急外来を受診した。受診時のバイタルサインは、体温37.0℃、呼吸数14/分、脈拍98/分、血圧102/58mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度98%。血液検査の結果、赤血球550万/μL、Hb16.0g/dL、Ht55%、白血球8,900/μL、CRP0.3mg/dLであった。尿検査は尿潜血(-)、尿比重1.025、濃縮尿であった。胸部・腹部・下肢のエックス線写真に異常なし。胸腹部CTでは脾臓損傷を否定できなかった。このため、左半月板損傷と外傷性脾臓損傷を疑い入院となった。Aさんの状態をアセスメントするために、救急外来受診時に優先して観察すべき項目はどれか

①尿の性状

②腸蠕動音

③脈拍数

④体温

看護師国家試験 第108回午前

92)入院後3日、腹部CTの再検査で脾臓損傷は否定された。また、左膝のMRI検査では、左半月板損傷と確定診断され、自宅療養することとなった。退院準備中のAさんから「ベッドから立ち上がろうとしたら、左膝が曲がったままで伸びない。痛みはそれほどでもないです」と訴えがあった。この時、医師への連絡と同時に看護師が実施することで適切なのはどれか

①作業療法士へ相談する

②下肢の関節可動域を確認する

③処方された鎮痛薬を服用させる

④下肢の徒手筋力テストを実施する

看護師国家試験 第108回午前

93)医師による診察の結果、退院は中止になり、入院後5日に膝関節鏡を用いた手術を受けた。手術後1週の診察で退院が決まり、医師から「取り外し可能なギプスを装着し、次の受診まで松葉杖を使い左足には負荷をかけないで生活をしてください」と説明された。看護師がAさんに行う退院指導で、正しいのはどれか

①「負荷をかけない」とは痛くない程度に体重をかけることである

②患側膝関節の屈曲伸展を繰り返す運動をしてよい

③患側下肢の等尺性運動を実施する

④松葉杖は腋窩に密着させる

看護師国家試験 第108回午前

94)次の文を読み94、95、96の問いに答えよ。Aさん(37歳、女性、会社員)は、夫(38歳)と2人暮らし。身長155cm、体重57kgAさんは、入浴中に右胸のしこりに気づき、病院を受診した。乳房超音波検査で右乳房外側下部に、直径約3cmの腫瘤が認められた。医師から乳癌の可能性が高いと説明され、検査を受けたところ、右乳癌と診断された。確定診断のため、Aさんに行われた検査はどれか

①MRI

②針生検

③PET-CT

④マンモグラフィ

看護師国家試験 第108回午前

95)Aさんは、乳房温存療法を希望したが、腫瘤が大きいため手術前に化学療法を受けることになった。術前化学療法としてEC療法(エピルビシン、シクロホスファミド)を3週ごとに、4サイクル受ける予定である。Aさんに起こりやすい障害はどれか

①嗅覚障害

②リンパ浮腫

③卵巣機能不全

④末梢神経障害

看護師国家試験 第108回午前

96)Aさんは、職場の上司と相談し、仕事を継続しながら化学療法を受けることになった。2サイクル目の治療のため、化学療法センターに来院した。Aさんは「1回目の治療のあと、数日間身体がだるくて食欲もなく、体重が1キロ減りました。仕事も休みました」と看護師に話した。身体所見:体温36.8℃、呼吸数16/分、脈拍70/分、血圧120/74mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度98%。検査所見:赤血球400万/μL、Hb12.5g/dL、Ht37%、白血球2,300/μL(好中球55%、単球5%、好酸球4%、好塩基球1%、リンパ球35%)、血小板18万/μL、総蛋白7.0g/dL、アルブミン4.5g/dL、尿素窒素13mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、CRP0.3mg/dL。2サイクル目の化学療法を受けたAさんに行ってもらうセルフモニタリングで最も重要なのはどれか

①脈拍数

②体温

③血圧

④体重

看護師国家試験 第108回午前

97)次の文を読み97、98、99の問いに答えよ。Aさん(68歳、女性)は、1人暮らし。隣の市に娘がいる日常生活は自立している。10年前に糖尿病と診断され、血糖降下薬を服用している。最近の血液検査でHbA1cが8.5%のため、インスリンの自己注射を導入するかどうかを検討することになった。医師からAさんには自己注射についてまだ説明されていない。Aさんに自己注射を導入できるかを判断するための情報で最も重要なのはどれか

①細かい文字が読める

②運動療法を行っている

③近所に支援をしてくれる人がいる

④食品交換表の使い方を理解できている

看護師国家試験 第108回午前

98)Aさんは、医師から自己注射について説明された。Aさんは医師に質問はないと答えたが、考え込んでいたため、看護師はAさんに心配なことがあるか質問した。Aさんは「10年間、食事療法をがんばってきたのに、注射になるのですね。今後どうしたら良いかわからなくなりました」と話した。この時の看護師の言葉かけで適切なのはどれか

①「もう少しがんばれると良かったですね」

②「治療食の配食サービスを利用しましょう」

③「私たちの指導通りに行えばうまくいきます」

④「これまでの食事で工夫したことを一緒に振り返りましょう」

看護師国家試験 第108回午前

99)朝食前の自己注射によって、Aさんの血糖値は安定していた。6年後、Aさんはサービス付き高齢者向け住宅に転居した。転居後の外来受診時、Aさんは外来看護師に「施設の食堂で食事をしている。食堂に行く前は化粧で忙しいが、毎日楽しい間食はしていない」と話す。転居後2か月のHbA1c値が上昇していたため、外来看護師がAさんに質問すると「引っ越してから、注射を忘れることがあった」と話した。Aさんの自己注射の手技に問題はなく、MMSEは29点だった。Aさんの娘に確認すると、Aさんの自室の冷蔵庫に、未使用のインスリンが余っていることが分かった。外来の看護師からAさんと娘への助言で最も適切なのはどれか

①訪問看護師に注射を依頼する

②注射をしたらカレンダーに印をつける

③化粧で使う鏡に「朝食前に注射」のメモを貼る

④サービス付き高齢者向け住宅の職員にインスリンの残量を数えてもらう

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