第109回看護国試

【2022年最新版】第109回看護師国家試験午後②

令和2年2月16日(日)に実施された第109回看護師国家試験

厚生労働省ホームページ(第106回保健師国家試験、第103回助産師国家試験、第109回看護師国家試験の問題および正答について)を参考に編集・作成

看護師国家試験 第109回の午後61~70

看護師国家試験 第109回午後

61)平成28年(2016年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか

①出生数は過去10年で最低である

②出生数は100万人を上回っている

③合計特殊出生率は過去10年で最低である

④第1子出生時の母の平均年齢は30歳未満である

看護師国家試験 第109回午後

62)エストロゲン低下によって更年期の女性に起こるのはどれか

①骨量の低下

②内臓脂肪の減少

③脳血流量の増加

④HDLコレステロールの上昇

看護師国家試験 第109回午後

63)順調に分娩が進行している産婦から「腟から水っぽいものが流れ、下着が濡れた」と看護師に訴えがあった。流出したものを確認すると、量は少量で、羊水特有の臭いを認めた。その時の産婦への対応で優先されるのはどれか

①更衣を促す

②体温を測定する

③食事摂取を勧める

④胎児心拍数を確認する

看護師国家試験 第109回午後

64)新生児の反応の図を示す。モロー反射はどれか

①1. ②2. ③3. ④4.

看護師国家試験 第109回午後

65)飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか

①昇華

②転換

③合理化

④反動形成

看護師国家試験 第109回午後

66)アギュララが提唱した危機<クライシス>を回避する要因で正しいのはどれか

①情緒的サポート

②適切な対処機制

③問題志向のコーピング

④ソーシャルインクルージョン

看護師国家試験 第109回午後

67)精神障害の三次予防の内容で適切なのはどれか

①うつ病患者の復職支援

②住民同士のつながりの強化

③精神保健に関する問題の早期発見

④ストレス関連障害の発症予防に関する知識の提供

看護師国家試験 第109回午後

68)成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか

①回避性人格<パーソナリティ>障害

②境界性人格<パーソナリティ>障害

③妄想性人格<パーソナリティ>障害

④反社会性人格<パーソナリティ>障害

看護師国家試験 第109回午後

69)医療保護入院で正しいのはどれか

①入院の期間は72時間に限られる

②患者の家族等の同意で入院させることができる

③2人以上の精神保健指定医による診察の結果で入院となる

④精神障害のために他人に害を及ぼすおそれが明らかな者が対象である

看護師国家試験 第109回午後

70)Aさん(­55歳、男性)は、妻と2人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。脊髄損傷のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接でAさんから「元の職場に戻りたい」と話があった。Aさんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか

①「元の職場の仕事を在宅勤務に変更しましょう」

②「デスクワークなので職場復帰は可能と思います」

③「職場復帰にあたりAさんが課題と思うことを整理しましょう」

④「元の職場にこだわらずAさんの障害にあった職場を探しましょう」

看護師国家試験 第109回の午後71~80

看護師国家試験 第109回午後

71)71訪問看護事業所で正しいのはどれか

①24時間対応が義務付けられている

②自宅以外への訪問看護は認められない

③特定非営利活動法人<NPO>は事業所を開設できる

④従事する看護師は臨床経験3年以上と定められている

看護師国家試験 第109回午後

72)72Aさん(­78歳、男性)は、妻­75歳)と2人暮らし。脳梗塞の既往がある。妻から「最近、夫は食事をむせずに食べることができるが、口の中に食べ物が残っていることが多い。夫の食事について助言が欲しい」と訪問看護師に相談があった。妻への訪問看護師の助言で適切なのはどれか

①「食事にとろみをつけましょう」

②「自助具を使って食事をしましょう」

③「口に入れる1回量を少なくしましょう」

④「食事前に舌の動きを促す運動をしましょう」

看護師国家試験 第109回午後

73)73皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法<HPN>で適切なのはどれか

①抜針して入浴することができる

②24時間持続する注入には適さない

③同居の家族がいることが必須条件である

④外出時に輸液ポンプを使うことはできない

看護師国家試験 第109回午後

74)74与薬の事故防止に取り組んでいる病院の医療安全管理者が行う対策で適切なのはどれか

①与薬の業務プロセスを見直す

②医師に口頭での与薬指示を依頼する

③病棟ごとに与薬マニュアルを作成する

④インシデントを起こした職員の研修会を企画する

看護師国家試験 第109回午後

75)75Aさん­(55歳、女性)は、1人暮らし。Aさんには視覚障害があり、光と輪郭がぼんやりわかる程度である食事の準備や室内の移動は自立している。震度6の地震が発生した。Aさんは、避難所に指定されたバリアフリーの公民館に近所のBさんと避難した。公民館には複数の部屋がある。避難所の開設初日に医療救護班として看護師が派遣された。避難所生活を開始するAさんへの看護師の対応で適切なのはどれか

①BさんをAさんの介助者とする

②Aさんの肩に触れてから声をかける

③Aさんにはトイレに近い部屋を割りあてる

④移動するときはAさんの手を引っ張って誘導する

看護師国家試験 第109回午後

76)76朝9時に大規模地震が発生した。病棟の患者と職員の安全は確認できた。病棟内の壁や天井に破損はなかったが、病院は、停電によって自家発電装置が作動した。病棟の看護師長が行う対応で適切なのはどれか

①災害対策本部を設置する

②災害時マニュアルを整備する

③隣接する病棟に支援を要請する

④スタッフに避難経路の安全確認を指示する

看護師国家試験 第109回午後

77)77Aさん(­28歳、男性)。海外出張で訪れたアフリカ地域から帰国後1週に39℃の発熱と解熱を繰り返すため外来を受診した。腹部症状は特にない。予測される感染症はどれか

①マラリア

②コレラ

③赤痢

④破傷風

看護師国家試験 第109回午後

78)78看護師の特定行為で正しいのはどれか

①診療の補助である②医師法に基づいている③手順書は看護師が作成する④特定行為を指示する者に歯科医師は含まれない

看護師国家試験 第109回午後

79)79□­の組織を還流した血液は心臓に戻る前に肝臓を通過する。□­に入るのはどれか

①舌

②食道

③小腸

④腎臓

⑤下肢

看護師国家試験 第109回午後

80)「安静時呼吸」、「深呼吸」、「徐々に深くなっていく呼吸」に伴う肺容量の変化を図に示す。肺活量を示すのはどれか

① ② ③ ④ ⑤

看護師国家試験 第109回の午後81~90

看護師国家試験 第109回午後

81)健常な成人において、血液中のグルコース濃度が低下した時に、グルカゴンの働きでグリコゲンを分解してグルコースを生成し、血液中に放出するのはどれか

①肝臓

②骨格筋

③脂肪組織

④心臓

⑤膵臓

看護師国家試験 第109回午後

82)関節運動はないが筋収縮が認められる場合、徒手筋力テストの結果は­□/5と表記する­。□に入るのはどれか

①1 ②2 ③3 ④4 ⑤5

看護師国家試験 第109回午後

83)加齢黄斑変性の症状はどれか

①羞明

②霧視

③飛蚊症

④眼圧の亢進

⑤中心視野の欠損

看護師国家試験 第109回午後

84)高齢者が共同生活をする施設で、感染の拡大予防のために個室への転室などの対応を必要とするのはどれか

①白癬

②帯状疱疹

③蜂窩織炎

④角化型疥癬

⑤皮膚カンジダ症

看護師国家試験 第109回午後

85)3歳児の排泄行動の発達に該当するのはどれか

①夜尿をしなくなる

②尿意を自覚し始める

③排便後の後始末ができる

④トイレに行くまで排尿を我慢できる

⑤遊びに夢中になっても排尿の失敗がなくなる

看護師国家試験 第109回午後

86)全身性エリテマトーデスで正しいのはどれか

①遺伝素因の関与が大きい

②発症には男性ホルモンが関与する

③中枢神経症状は生命予後に影響する

④Ⅰ型アレルギーによる免疫異常である

⑤適切に治療しても5年生存率は50%である

①③

看護師国家試験 第109回午後

87)大量の輸液が必要と考えられる救急患者はどれか

①前額部の切創で出血している

②オートバイ事故で両大腿が変形している

③プールの飛び込み事故で四肢が動かない

④デスクワーク中に胸が苦しいと言って倒れている

⑤火事で顔面、胸腹部、背部および両上肢にⅡ度の熱傷を負っている

②⑤

看護師国家試験 第109回午後

88)胃食道逆流症で正しいのはどれか

①青年期に多い

②高脂肪食の摂取を勧める

③食後は左側臥位で休息する

④下部食道括約筋の弛緩が関与する

⑤H2受容体拮抗薬によって自覚症状が緩和する

④⑤

看護師国家試験 第109回午後

89)健やか親子21­(第2次)の基盤課題Bのうち、学童期・思春期の課題の指標となっているのはどれか

①十代の喫煙率

②十代の自殺死亡率

③十代の定期予防接種の接種率

④児童・生徒における不登校の割合

⑤児童・生徒におけるむし歯­(う歯)の割合

①②

看護師国家試験 第109回午後

90)1,500mLの輸液を朝9時からその日の17時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20滴で1mLの輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

解答:□□滴/分

⑥③

看護師国家試験 第109回の午後91~99

看護師国家試験 第109回午後

91)次の文を読み91〜93の問いに答えよ。Aさん(­35歳、女性)は、昨年結婚し、夫(­50歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍の疑いで大学病院に紹介された。嗜好品:飲酒はビール700ml/日を週5日。趣味:ジョギングとヨガ。Aさんの甲状腺腫瘍の確定診断に必要な検査はどれか

①血中サイログロブリン値検査

②頸部エックス線撮影

③穿刺吸引細胞診

④頸部CT

看護師国家試験 第109回午後

92)検査の結果、Aさんは甲状腺乳頭癌であり、甲状腺全摘出術を受けることになった。Aさんは、手術前オリエンテーションの際「手術後にどんな症状が起こりやすいのか教えてください」と話した。この時のAさんへの看護師の説明で適切なのはどれか

①「手がつる感じがあります」

②「目が閉じにくくなります」

③「声が出なくなります」

④「唾液が多くなります」

看護師国家試験 第109回午後

93)Aさんは、手術後に甲状腺ホルモン製剤、カルシウム製剤、ビタミンD製剤の内服が開始され、手術後1週で退院することになった。Aさんは「退院後の生活で気を付けることを教えてください。私は35歳ですし、夫と年が離れているため、できるだけ早く子どもが欲しいと思っています」と話している。看護師が行うAさんへの1か月後の受診までの生活指導で適切なのはどれか

①「運動は控えましょう」

②「1年間は妊娠を控えましょう」

③「海藻類の摂取に制限はありません」

④「飲酒量は入院前と同じでよいです」

看護師国家試験 第109回午後

94)次の文を読み94〜96の問いに答えよ。Aさん(­56歳、女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。身体所見:身長155cm、体重82kg体温38.2℃、呼吸数16/分、脈拍110/分、血圧126/70mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。検査所見:白血球14,960/μL、Hb12.8g/dL。総ビリルビン8.7mg/dL、直接ビリルビン7.2mg/dL、アミラーゼ121IU/L、リパーゼ45IU/L、尿素窒素18.9mg/dL、血清クレアチニン0.98mg/dL。CRP9.2mg/dL。腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。Aさんの病態で正しいのはどれか

①急性胃炎

②急性腎不全

③閉塞性黄疸

④溶血性貧血

看護師国家試験 第109回午後

95)Aさんは、緊急で内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を受ける方針となった。検査前に看護師が行う説明で正しいのはどれか

①「のどに麻酔をします」

②「磁力を使った検査です」

③「造影剤を静脈から投与します」

④「検査は仰向けで行います」

⑤「検査後の合併症に膵炎があります」

①⑤

看護師国家試験 第109回午後

96)Aさんには、緊急内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)に続いて内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD)が留置された。入院時に採取した血液培養からは大腸菌が検出されたが、抗菌薬治療とENBDにより解熱している。入院後2日、Aさんは右季肋部の違和感を訴えた。バイタルサインは正常である。この時の看護師の対応で正しいのはどれか

①ドレナージチューブをクランプする

②ドレナージチューブから空気を注入する

③ドレナージチューブの固定位置を確認する

④ドレナージチューブからの排液量を確認する

⑤ドレナージチューブをアルコール綿で消毒する

③④

看護師国家試験 第109回午後

97)次の文を読み97〜99の問いに答えよAさん­(72歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。既往歴:1年前に前立腺癌のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール<HDS-R>26点、バーセルインデックス65点。Aさんは排尿コントロールについて「脳梗塞になってから、尿意を感じるとがまんできずに大量の尿が漏れてしまう。1日に何回も漏らす」と看護師に話した。Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか

①過活動膀胱

②腹圧性尿失禁

③溢流性尿失禁

④腹腔鏡下前立腺全摘除術の後遺症

看護師国家試験 第109回午後

98)入所後2日、Aさんは箸を使って食事をするが、いつも左側に置かれた食器には食べ残しがあった。Aさんへの対応で適切なのはどれか

①スプーンの使用を勧める

②反復唾液嚥下テストを行う

③食事の途中で食器の配置を変える

④食器の下に滑り止めマットを敷く

看護師国家試験 第109回午後

99)入所後3日、Aさんは入浴した。Aさんは自分で脱衣し、体を洗えたが、洗い残した部分を看護師が介助した。入浴後に看護師がAさんに服を手渡すと、Aさんは戸惑った表情で服を丸めたり広げたりしている。Aさんへの更衣援助で最も適切なのはどれか

①着替え始めるまで待つ

②伸縮性のある素材の服を渡す

③服を着やすい向きに持たせる

④ボタンをマジックテープに変えた服を渡す

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